古谷三敏 著『男のウンチク学』

2022/6/3
読了。漫画 “BARレモン・ハート” 著者の “食とお酒” の拘りと蘊蓄が綴られている。1980年刊行。著者自ら調理したであろうお酒と相性の良い一品料理の紹介や、お酒に対する深い造詣/蘊蓄、当時の日本の酒事情が読み取れ興味深い内容だった???
P.239
例をあげれば、フランスには、ワインのしぼりカスで作られた、あの心おどる「マール」があり、ギリシアには水を加えると白く濁る不気味な酒「ウゾー」があり、ソビエトには、馬の乳で作った「クミース」があり、デンマークには、不思議な香りの「アクア・ヴィット」があって、しかも、それらは決して高価な酒類ではないのです。
この程の庶民の価を探しだして、口に含んだ時の感動——それは、まさしく、生きている “あかし” とさえ呼びうるほどのものではないでしょうか。
この本が、必ずしも金をかけなくてもできる精神的なぜいたくや、好奇心を満たす変化に富んだ生活への、ささやかな誘いになってくれれば、望外の幸せです。
古谷三敏 著『男のウンチク学』https://amzn.to/3maNYV5
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2020/7/28
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2019/1/14
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2018/11/24
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