佐藤 信 著『酒を楽しむ本―推計学がわりだした実戦的飲酒法』

2022/6/8
読了。農学博士/酒類鑑定官である著者が “酒の楽しみ方” について科学的分析データに基づいて説明している。時間当たりの飲酒量とアルコール血中濃度についての考察が大変興味深く、読み物としても楽しめた???
以下参考:
P.163
体内でアルコールが代謝される速度は、個人差があるとしてもほぼ一定していて、体重一キログラム当たり、一時間に約〇・一五グラムである。したがって、体重一キログラムあたり、〇・一五グラムのアルコールを一時間ごとに飲んでいれば、血液中のアルコール量は常にゼロで、絶対に酔うことはないはずである。
P.164-165
酔って運転すべからず
みんなで守る「飲酒運転を絶対にしない、させない」|警察庁Webサイト
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/insyu/info.html
おおまかに、血液中のアルコール濃度が〇・〇五パーセント以上であるときに酒気帯び運転とみなすことにして話をすすめよう。
P.167
どれほどの量ならば、飲んでも血中濃度が〇・〇五パーセント以下にとどまるか
P.168-169
ビールなら 一本飲むと、血中濃度は〇・〇六パーセントとなり、飲みすぎである。グラスに二杯ならば、〇・〇三パーセント以下にとどまる。
三十分でビール一本を空けたならば二時間後でなければ運転してはならない。三十分間にコップ一杯のビールしか飲んでいなければ、そのままハンドルを握ってよろしい。
所感:”ハンドルを握ってよろしい” という言い回しが秀逸で、車を運転しても良いとは書いてないね?
佐藤 信 著『酒を楽しむ本―推計学がわりだした実戦的飲酒法』https://amzn.to/3muec57
https://twitter.com/akashi_takuya/status/1534392607526486016
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