キリンビール生産本部技術開発部『古代エジプトビール : ビールの研究』

2022/11/15
読了。麒麟麦酒が “古代エジプトのビール” の再現に挑戦した際の調査内容やその過程が記録された書籍。古代壁画から醸造過程を分析し、土器でビールを造る浪漫あふれる感慨深い内容だった😌📖
以下、抜粋参考:
特別プロジェクト:古代エジプトビールの再現|ビールの歴史|キリンビール大学|エンタメ・レシピ|キリン
https://www.kirin.co.jp/alcohol/beer/daigaku/genre/hst/hst07.html
古代エジプトビール : ビールの研究 (キリンビール生産本部技術開発部): 2004|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000011210714-00
エジプトのビール – Wikipedia
どんな味だった?古代エジプトのビールを再現
P.3
キリンビールは1980年に日本で初めて古代エジプトビールの再現に挑戦した。この結果は「ビール5000年の旅」という記録映画に残されている。
特別プロジェクト:古代エジプトビールの再現|ビールの歴史|キリンビール大学|エンタメ・レシピ|キリン
[映像作品録]びいる・麦酒・ビール | ICAM CO., LTD. -私たちは科学映画を製作しています-
キリンビール福岡工場 “ビール5000年の旅” | 醸界タイムスWEB版
ビール5000年の旅と松元ヒロ | Blessing from strings – 楽天ブログ
P.5
古王国ビールと新王国ビールを比べてみた│キリンビール大学│キリン https://www.kirin.co.jp/alcohol/beer/daigaku/HST/hst/no74/
甦る古代エジプト・ビール – J-Stage
Reconstruction of an Ancient Egyptian Beer Dates Back to the Old Kingdom Era
古代エジプト 古王国時代ビール 復元_pdf
P.6
古王国のビールは西洋文明が生み出しできたビールやワインと同じく白ワイン風の洗練された酒であった。
一方で新王国のビールは、アルコールの入ったヨーグルト風の食品と呼んだほうがよい酒である。現代エジプトにもブーザ Bouza とう酒があるがそれと同じジャンルの酒であり味も似ている。
Bouza – Dovedale Brewing Co. – Untappd
Bouza Tasting Notes | Dovedale Brewing Derbyshire
P.14
古代エジプト – Wikipedia
古代エジプトの歴史を知ろう!生活や文明、食事などを徹底紹介 | Pokke「ポッケ」
P.16
プトレマイオス朝 – Wikipedia
P.18
ルクソール – Wikipedia
ルクソール|エジプト 世界遺産|阪急交通社
P.20
エジプトの歴史 – Wikipedia
P.22
乾杯!世界のどこかで:紀元前から続く陽気な夜 エジプト、ビール [写真特集3/6] | 毎日新聞
P.23
“エンマーコムギ”
古代エジプトではデュラム小麦と遺伝子構造の似た「エンマーコムギ」でパンを焼いていた│キリンビール大学│キリン
#655 小麦の起源② | 木下製粉株式会社
古代エンマー小麦全粒粉パスタ フジリ | 料理王国
P.26
最初の粉砕機・サドルストーン | 製粉の歴史 | 木下製粉株式会社
P.30
「デーツ」は栄養価の高いドライフルーツ | オタフクソース
ナツメヤシは5000年以上も前のメソポタミア地方で、すでに栽培されていた│キリンビール大学│キリン
P.34
壁画は嘘をつかない なぜなら神様に見せるものだから│キリンビール大学│キリン
P.35
タンドール – Wikipedia
P.37
パピルスやハイエナも?! 古代エジプトの食をまとめて紹介 – パンタポルタ
「古代エジプトのパン作り」を壁画から再現する歴史家あらわる!各家庭で調理できるレシピも公開 (3/3) – ナゾロジー
P.38
古王国時代もサワーパンを作ることで酵母増殖時の雑菌を抑制していた。乳酸の存在は出来てくる酒のボディ感に好ましい重要な役割をもたらす。
サワードウ – Wikipedia
P.41
ミードとは|一般社団法人 日本ミード協会(Japan Mead Association Inc.)
蜂蜜から造られたお酒「蜂蜜酒(ミード)」
P.44
ビールパン – Wikipedia
P.46
アンフォラボトルについて調べてみたら想像以上に深い歴史がありました – 焼酎のひご屋 焼酎図鑑
P.54
キリンビールは自らの新説をベースに新王国エジプトビールを再現してみた│キリンビール大学│キリン
P.71-72
カイロの秋葉原と言われる商業地域の裏路地にそのブーザ屋があった。(中略)
持参したニアンククヌムの古王国時代のビールを勧めて批評してもらおうとおもったが、製造している店番も飲まなかった。変わりに店で寝転んでいたおじさんが飲んで批評をした。
「まずい!」「なんだこれは。上品な酒みたいだな」
そう言いつつ全部飲み干して酔っ払ったのか、帰りはニコニコして握手してくれた。
大声で、
「日本人、万歳。俺は日本人が好きだ。」
カイロ – Wikipedia
古代エジプトでは、ビールづくりの工程が時代によって異なっていた│キリンビール大学│キリン
P.75
現地ガイドや吉村教授によると、ブーザは現地では下層階級の人たちの飲み物という位置づけになっているようである。地方の農家では現在でも製造飲用しているようであるが、大都市カイロでも3軒しかないようだというぐらい人気がなくなっている。
飲用量が500mlのデンプン質粥状飲料であるため、飲み干せば食事をした位のエネルギーは採取していることになる。うどんを食べるより多量のデンプンを取り込んでいる感じである。実際にエチオピアやスーダンではビールだけで食事を終了させることが行われているようだ。子供もこれを飲用している。
エチオピア – Wikipedia
スーダン – Wikipedia
P.79
エチオピアのコンソ族
コンソ族は、ジャガという酒だけで食事をすますことが多い。赤ん坊も飲む。ジャガは飛んだり走ったり、耕したりする上で力をつけてくれる食事(酒)であると信じられている。
「標高1800m!天空の村と段々畑 〜 コンソの文化的景観(エチオピア)」放送内容|TBSテレビ:世界遺産 パルショータ – Wikipedia
P.82
エジプトの南に隣接するスーダンにメリッサという酒がある。
アフリカの伝統的酒類(PDF)
スーダン – Wikipedia
スーダン、アフリカ (2022 ガイド) – By Travel S Helper
ソルガム | 中日本農業研究センター
P.88-89
“モニュマンブルー”
大英博物館の解釈では土地と物の交換の証を記録したものという説明になっている。日本のビールに関する教科書に記載されているモニュマンブルーの説明は、最も古いビールの記録であると記述しているケースが多い。(中略)
これまでモニュマンブルーの記述からビールはメソポタミアが発祥の地であると言われつづけているが、モニュマンブルーが最初のビールの記録であるとする位置づけも大英博物館の説明では何も触れていない。モニュマンブルーより古い年代から実際のビール関連遺跡が発掘されたことで、エジプトがビールの発祥であるかもしれない可能性が出てきたわけである。
ビールに関する最古の文字記録『モニュマン・ブリュー』│キリンビール大学|キリン
P.91
松山茂助「麦酒醸造学」
http://lovefami.s1008.xrea.com/wp/?p=5404
P.92
エヴジェン ストロウハル (著), Eugen Strouhal (原著), 内田 杉彦 (翻訳) 図説 古代エジプト生活誌〈上巻〉@amazon
P.112
サニテーションとは | 用語解説
P.118
ドギーバッグ – Wikipedia
P.124
エジプト第5王朝 – Wikipedia
P.162
古代エジプト美術館 The Ancient Egyptian Museum, Shibuya, Tokyo
エジプト先王朝時代の製陶工具 – 日本西アジア考古学会(PDF)
P.174
パン焼き窯: ナイルを渡る風
p.175
古代エジプトビールづくりのために道具を準備、パン焼き窯まで作成した│キリンビール大学│キリン
『古代エジプトビール : ビールの研究 (キリンビール生産本部技術開発部): 2004』 https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000011210714-00
https://twitter.com/akashi_takuya/status/1592324395774906368
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