坂口謹一郎 著『愛酒楽酔』

2021/10/14
読了。発酵学/微生物学の権威 “酒博士” と謳われる著者の歩み、世界各国の醸造/研究所を視察した際の所感や思い出を “短歌/詠歌” と共に綴っている。著者の発酵学に関する研究/戦後日本の酒造業界への多大な貢献活動が読み取れる内容だった?????
P.123
“ほろにがき麦酒をのめばおのづからわが世に似たる心地こそすれ”
P.126
“はんなりと匂ふ春酒花冷えに障子に灯しひとり酌むかな”
P.127
“ひとたびは世もすてにし身なれども酒の力によみがへりぬる”
“まよなかのさけ知りそめてこれの世に生くるよろこびひとつふえぬる”
P.283
「酒質の調和だけは、日本酒に限らず世界中の酒を通じての、大切な基本的性格であるということである。これをわかりやすく表現すれば『さわりなく水の如くに飲める』ということである。うちに千万無量の複雑性を蔵しながら、さりげない姿こそ酒の無上の美徳であろう。」
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2021/8/10
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